夜鷹のカッツェ

後藤カッツェの独り言

叱責

 昨日から父親の機嫌が悪い。所有するマンションの借り手が見つからず、赤字状態の兄から20万貸してくれと言われてから、母親に当たっている。 

 

母久美子が兄の事を思って昔私達も大変だったから助けてあげて的な助け舟「私達も家の買い手が見つからなくて苦労したよね〜〜」と言ったら激怒しました。

 

 

「俺は一人で頑張ったのに一緒にするな馬鹿野郎!!叩くぞ!!」とブチ切れる父マサヨシ。

 

 

あっ!切れたぞ……と身構える母親と私。久美子は「3ヶ月くらい買い手見つからなかったじゃないっ。覚えてないの?」とマサヨシにいうけれど、火に油を注いでる感じでして……罵倒されまくり負け戦でした。

 

 

後ほど久美子が私に愚痴るのです。

「マサヨシは自分一人で全て賄ったと言っているけれど、おじいちゃんが頭金払ってくれたし、私の友人の不動産屋にお願いしたら買い手が見つかったのに全部忘れてる。私のおかげもあるのに本当酷い。」

 

久美子の父親からの援助はあるけど、マサヨシの実家からは全然お金出さなかった。今マサヨシの趣味であるボーリング愛好会だって久美子の友達が主催だから人見知りのマサヨシも安心して続けられているのに…と母親久美子は悲しげに笑いながら話してました。

 

今日も部屋が汚いからなんとかしろ!とブチ切れてるマサヨシ。確かにゴミ屋敷と化してる部屋があります。でも久美子一人で出来る量では無いし、8時から18時ほどデイサービスで介護福祉士してる母親に平日掃除に当てる時間は無いです。休日も洗濯したり、障害者施設に住む兄を連れて外出したり病院連れて行ったりと自分の時間が少ない。マサヨシは自分の食事も用意しない箸も用意しない依存体質だから老年期の母親の負担は大きいなぁと感じます。

 

マサヨシに体力がある頃は衝動的に母や私に暴力振るってしまう事がありましたが最近丸くなったかな?と安心していたのに、あらまた元気になってるわと萎える。朝から激怒して疲れないのかしら、マサヨシの部屋だって綺麗とは言えない状態なのに自分を棚に上げて他人に強く当たる。他人といっても自分より弱い立場にいる人に向かって言葉や拳で攻撃するマサヨシ。

 

 

久美子の父であり私のおじいちゃんも若くて元気な時はおばあちゃんに暴力を振るっていたそうです。負の連鎖だ!!と感動した次第です。ちなみにおばあちゃんは60代で膵臓癌で死にました。配偶者なストレス与え続けて早死にさせるって最高におかしい。

 

 

体力では劣るであろう女子どもに手を出せるって本当に意味がわからない人種です。しかもテレビで虐待の話題がでると他人事のように心を痛めてるマサヨシ。待って!君も加害者だよ!!とつい言いたくなる事があるけど、気に食わない事言うと機嫌が悪くなる。機嫌悪くしておけば他人が慰めてくれると思っている楽天家で本当羨ましい。母親も優しいからつい構ってしまうから痛い目見ているんだと思う。人格障害患っている人に優しくしたところでつけ込まれるだけだと父親が教えてくれた気がします。しくじり先生ありがとう!

 

 

誰かを叱責する時は衝動的に怒らず、なぜそこに至ったのかと過程を相手の立場になって考えてみると案外怒らずに済みます。例えば連絡が遅い恋人がいたとしても、仕事が忙しい等の連絡が遅くなってしまった理由を見つけたりすれば怒らない気がする。どう考えても相手が悪い!となっても考えているうちに怒りが沈静化していくはずです。人ってずっと怒っていられないようですしね。一過性の怒りに心が侵食されてずっと嫌な気分でいるのってもったいないと思うんですよね、一分一秒年をとっていく訳で楽しく人生過ごしたいよね。なんでわざわざ自分と関わりある人を傷つけたいんだろうと考えると、父マサヨシも可哀想な人なのかもしれないと表面上優しく出来ます。ただ老後は面倒みたく無いなと積み重なった嫌悪は残っております。

 

 

私も特定の人を罵倒したり叱責してしまうので、今後治していかないといけない問題を抱えています。ブチ切れないように酒量減らします!!!