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夜鷹のカッツェ

後藤カッツェの独り言

雪を許したい

 

 11月に初雪、東京では54年ぶりだそうです。小学生だったころは窓の外が白く染まると朝が楽しみだったなと思い出した。朝でなくても雪が数センチ積もったら家から飛び出て雪だるまを作ったり、みかんを凍らせたりして食べたなと思った。冬になるたび雪が楽しみだった。近所の子どもが雪に立ちションして「カキ氷レモン味~」なんてしてたっけな、今思うと汚い事していたけど笑って見てたな……。

 

 今では電車を使うようになってから雪を疎ましくなった。電車が遅延や運転見合わせするから雪が許せなくなった。ただ遅延や運転見合わせるなら許せる、空いた時間に酒を飲みに行けるからね、しかし大抵学校や仕事に行くために電車に乗っている。予定に間に合わない事は今後私にとって大いに不利益になる。時間に間に合うように家を出てきたはずなのに、雪のせいで遅刻するってむなしくなる。前もって家を出た苦労が水の泡です、全部雪のせいだ!!許さんぞ。

 

 電車もだけど、路面が凍結するのが許せない。水分量の多い東京の雪が服や靴につくと濡れて気持ち悪い。ぐちゃぐちゃになりながら街中を歩く苦痛、道が凍っていてたまに滑る、転倒してタイツが破ける。全部雪のせいだ。許せるか?許せん。

 

 雪のせいにもできない、雪ばかりのせいじゃないはず、広い心で雪を許したい。だって幼い頃に雪にお世話になったから恩人ならぬ御雪に八つ当たりは良くない気がしてきた。日常生活において雪は邪魔です、めちゃ邪魔。でも電車の遅延や運転見合わせを通して、いつもの生活の良さを感じることができるかもしれない。いつも時刻表通り電車が来てくれる幸せがあったんだと再確認できる。幸せというものは普段に気付きにくかったりするのかなと思ったりする。雪が降っていらだつ時は私自身に余裕が無い時かなと自分を振り返ったりもできる。

 

 生まれた時から今までずっとお世話になっている雪、今年もよろしくお願いします。なるべく実習の時は降らないでほしいな・・・(看護実習は決められた時間数行かないと単位が取れない)私も家族を作ってさ、子どもと雪合戦とかしたいからさ安定した職に就かせておくれ・・・・・・。

 

 

 雪うぜーーーと思いながら帰り道を歩いていると、空き地で15人くらいの子ども達が楽しそうに雪合戦していたのを見かけました。私も仲間に入りたいなって思いました。キャッキャッと車道を越えた所にある空き地はにぎわいをみせているが、横断歩道も無いのであの場所には行けない、仲間に入れない状況で私の心境と同じな気がしました。

 

年齢的にも場所的にもあの場所に帰れない。雪が降る空を眺める気持ちだけでもあの頃と同じ気持ちでみたいものです。通勤ラッシュで運転見合わせはやめて~~~みんな緊急ボタン押しまくらないで~~~線路内に落とし物しないで~~~線路内立ち入りすんな許さんぞ。許さん。雪は許した、人は許さん。