夜鷹のカッツェ

後藤カッツェの独り言

多様なアラーム機能付き猫たち

 今週のお題「マイルーティン」

 

 猫を飼っている人にとってあるあるでしょうが、毎朝猫に起こされている。これが私のマイルーティン。起こしてくれる猫も決まっている、長女のすずしろちゃん(3歳)だ。あるあるではあるが、個性が違うから猫は面白い。

 

 先代の猫であるジャック君はアラームのように大きな声で私や飯担当してくれていた母を起こしていた。ナァオナァオと起きて皿に食事が運ばれるまで鳴くことを辞めなかった。15歳で虹の橋を渡るまで延々と朝を知らせていた。雄鶏よりしつこいのではないかと言うくらいナァオナァオと鳴いて起こしていた。猫は時計を読めないので猫の体内時計に身を任せるしかない、若かりし頃のジャック君は5時〜6時に鳴いてみせ(スヌーズ機能付き)た優秀な子であったが、老年になると3時に起こすなどお茶目で動物らしいファニーなお目覚めをさせてくれた。3時だなんて人間のお年寄りと同じじゃないか。認知症にはなっていなかったので、歳のせいで眠りが浅かったのだろう。

 

 彼と違って、すずしろちゃんは鳴かずに起こす。どうやって起こすのかというと肉体派だ女の子なのに……というと今時怒られると思われるが静かに私の胸骨の間に前足を差し込み体重5kgの圧をかけて起こす。これが結構痛い。痛み刺激で目が覚めるかどうか査定しているのかな?意識レベル観察項目の一つで起こすなんて凄いなぁ。呼びかけて起きるか確認する事がまず最初だよ、すずしろちゃん。痛み刺激はその次だよと看護師ジョークをかまそうか。すずしろちゃんは大きな声で鳴かずに手の平に自分の頭を擦りつけてゴロゴロと甘えてみせて、前足では痛い点を付いている。彼女もまた猫なので起こす時間にバラつきがある。今日はAM4:30だった、お腹が空いたようで自慢の身体で私の身体を押し潰してくる。時には私の両乳首に前足を乗せてみるというハードプレイもする。これをされたら起きて食事をお出しするしかない。他の猫達は私を起こさない、誰よりも先にすずしろちゃんが私を起こすからだろう。

 

 

 そんなモーニングルーティンをしていたが、今日ニューカマーが現れた。ミラノちゃんである。真っ白ふわふわ青目で生後1歳にもならない眠たげな表情が愛くるしい彼女であるが、今日は荒ぶっていた。彼女の場合は何と部屋中駆け回るタイプ、まるで西遊記の悟空が乗る筋斗雲のごとく部屋中飛び回り駆け回り散々だ。小さい身体にこの力どこに秘めていたの?いつも眠たそうなのに今朝はどうして全力坂に出てくる女子みたいに走ってるの?眠いから無視していたら筋斗雲ミラノちゃんが顔に突進してきて鼻から流血。愛くるしさの中に野生を残していて尚更可愛いね。ティッシュで鼻血を拭きながら食事をお出ししました。人間vs猫で勝てるわけがない。

 

 どんな方法であれ猫に起こしてもらい、食事を出して猫のトイレ掃除をする毎日がこのまま続けば良いなと思った日でした。


今日は寒いから暖房を付けましょう猫の為に。